テングチョウ European Beak

昭和時代の日本の蝶類図鑑ではテングチョウはテングチョウ科として独立し、1科1種であった
もっとも沖縄返還前の図鑑ではマダラチョウ科もアサギマダラ1種だったとおぼろげな記憶が残っている
いずれにしても最近の傾向としてテングチョウ科、マダラチョウ科とジャノメチョウ科までタテハチョウ科の亜科とする学説が有力なようだが、馴染みが薄いので今回は昭和方式で分類を行っている
ただテングチョウ1科1種はさびしいので例外的にタテハチョウ科と一緒に整理することとする
テングチョウは東京近郊でも多数棲息し、数十頭の群れを見ることもまれではない
天狗のように伸びた鼻はもちろん鼻ではなく、下唇髭が発達したもので、リタイア後口髭を生やした自分との共通性が感じられ親しみやすい

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