キベリタテハ Camberwell Beauty
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えんじ色ベースで明るいブルーの水玉を配した黒帯があり、その外側に黄色の縁取りという極めてユニークなデザインの蝶
中学生か高校生のころ、確か8月の八ヶ岳でキベリタテハを多数採ってきた友人がおり、うらやましい思いをした記憶がある
長野県や群馬県では8月に入ったころから登場してくるが、個体数はそれほど多くはなく、昔から貴重な存在であった
リタイアして6月の北海道を訪れてみて、越冬してかなり翅が傷んでいるもののキベリタテハの個体数が非常に多いのを認識した  林道を歩いていると次から次から飛び出してきて地面に止まる
8月に北海道の林道を歩いていないのでよくわからないが、羽化したての新鮮なキベリもこんなにたくさんいるのだろうか


2012年、フィンランド・ノルウエーと北極圏を旅行した時にこのキベリタテハに出会った
同行のイギリス人に「この蝶が日本にもいる」と説明したが、タテハの英訳が思いつかず苦労した記憶がある
キベリタテハには標記のほか White-borderdとか Mourning Cloakといった英名があるようだ