先入観とは怖いものでヤクシマルリシジミは屋久島かその周辺の特産種だという思い込みがあった
昔から日本の蝶類図鑑には記載されていたので漠然と九州近辺の蝶という意識があり、南西諸島の蝶とは思ってもいなかった
したがって西表島の大富林道で出会った時は普通のルリシジミ程度の認識で写真を撮った
帰ってから入念にチェックしてみると、翅裏の黒点の配列がルリシジミと異なり、まさにヤクシマルリシジミの特徴と一致する（図鑑で八重山諸島では普通であることも確認した）　撮影時には全く意識せずに蝶の写真が１種増えたわけである
初対面のヤクシマルリシジミに大変な失礼をしてしまった