タイワンツバメシジミ Indian Cupid
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前掲のゴイシツバメシジミ同様、絶滅危惧T類に分類される希少種
種としては国外にも広く分布するが、国内では九州南部のもの(日本本土亜種)と奄美以南の南西諸島に分布するものの2亜種に区分される
食草は草原に生えるシバハギ限定で、草原の減少に伴い加速度的に棲息域が縮小している
2014年9月、平戸で開催されたタイワンツバメシジミを保護する会(兼観察会)に参加するチャンスがあり、シバハギの生育状況調査のお手伝いをする傍らこの蝶を撮影することができた
外見は普通のツバメシジミとほとんど変わらない
相違点は、後翅裏面の黒点が特定の4点だけ色が濃いという点である
他は主観的な印象となるが、後翅の橙斑はタイワンツバメシジミのほうが大きく鮮やかに見える
末長く日本に生き残ってほしい可憐な蝶だ