最近あまり使われない形容詞にエキゾチックという表現がある
もともと異国の、外国のという意味だが何となく「風変わりな」というニュアンスがある
この形容詞が使われないのは、昨今の情報グローバル化により外国が「当たり前の世界」になってしまったせいだろうか
ところで、上のシロオビヒカゲの翅裏を見ていただきたい
日本の蝶とは思えない独特のデザインで、まさにエキゾチックという表現がぴったりだと思う

この蝶のアップの写真をきちんと撮るまで8年をかけてしまった
下段左の写真も見ていただきたいのだが撮影日は2006年10月、ピンボケのシロオビヒカゲがやっと確認できるレベルである
ホームページ「日本の蝶200種」を開設したのが2008年12月、その後6年間ひどい写真をシロオビヒカゲの項トップに掲載していた
リニューアルを果たすべく石垣・西表に通うたびに竹林を捜しまわったが、何度トライしても成果が得られないままであった
そして2014年11月、西表でシロオビヒカゲの美しいメスに再会した
まったく個人的な感情ながら、撮影時の感動は筆舌に尽くしがたいものがあった

シロオビヒカゲ Bamboo Treebrown
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