クロヒカゲモドキ
この蝶がわが「日本の蝶撮影史」の記念すべき第250種目の蝶になる
15年前に200種を目標として蝶の撮影を始めた頃は、まだ普通種といわれる蝶で山梨県にオオムラサキを撮影に行けば簡単にこのクロヒカゲモドキに出会えるものと確信していた
ところがどういうわけか何年通っても出会いがないのだ
確かにこの15年の間の自然環境の劣化速度はすさまじく、山梨県のフィールドからいつの間にかこの蝶が消滅してしまった
その後、この蝶を撮影するため九州の黒川温泉まで遠征したが不発に終わり、内心あきらめの心境になっていたこともあった
そして2018年7月、心機一転のつもりで栃木県へ出かけ、どうにか対面がかなったのである
クロヒカゲによく似た蝶で、前翅裏面の眼状紋が下へ行くほど大ききなるのが同定のポイントである
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クロヒカゲモドキ Marginalis Treebrown