キマダラルリツバメ Japanese Silverlines
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尾状突起が2本ある個性的な蝶で、図鑑でしか見られなかった少年時代の憧れであった
東北・中部・近畿・中国の限られた場所にしか棲息しない
この蝶に初めて出会ったのは京都の街中である 南禅寺の境内の古木に発生するという情報を得ていたが発見できず、観光客が行き交う近くの「哲学の道」を歩いている時に偶然ヒメジョオンの花に止まっているのを見つけて夕暮れの中で撮影した
ハリブトシリアゲアリという蟻の巣に住み、蟻から餌を与えられて育つという風変りな蝶だ

京都での出会いから9年後の2014年、この蝶に会うため南会津へ出かけた
柳津町、三島町などの一帯は桐たんすの生産地として有名な所で桐林が多くみられるが、キマダラルリツバメと共生する蟻は桐などの古木に巣をつくる
シーズン的に遅れた時期だったので心配していたが、どうにか青紫に光るオスの個体と再会することができた