ミナミキチョウは奄美以南の南西諸島に棲息するキチョウである
ややこしいことに南西諸島には昔からの普通のキチョウ（最近ではキタキチョウ）とタイワンキチョウも棲息し、3種が混在する
飛んでいるところで3種を見分けるのはまず困難で、写真からの判定もかなり難しい
基本的には後翅の外縁が丸いのがタイワンキチョウ、角ばっているのがキタキチョウかミナミキチョウで、キタかミナミかは縁毛の色や表翅黒縁の形などで見分ける（ミナミキチョウはタイワンとキタの中間的な特徴を持つ）
ミナミキチョウは南西諸島の固有種なのに普遍的な意味の「キチョウ」と命名するのは心情的に納得がいかない