キバネセセリ Yellow Awl
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沖縄が日本でなかった少年時代には、セセリチョウ科の大型種といえばアオバセセリとキバネセセリが双璧であった
キバネセセリは東京の近郊では見ることができず、信州方面まで足を延ばす必要があり、少年にとっては憧れの蝶だった
リタイア後、この蝶のイメージが変わったのは北海道定山渓の豊平峡で多数のキバネセセリに出会った時で、その後北海道でも群馬県や栃木県でも大群に出会う機会が増えた
セセリチョウは単独行動の一匹狼という認識が強いが、キバネセセリは例外で数十頭の群れに会うことがある
発生時期が集中して一時的に集団を形成するのだと思うが、有難味が薄れる印象は否めない