ヒロオビミドリシジミ Latifasciatus Green Hairstreak
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古希を過ぎて岡山県に遠征し、初めてこの蝶と対面した
ライトグレーの地にドロップシャドウのきいた幅広の白帯を翅裏に持つ美しいミドリシジミである
もともと中国山地の固有種なので現地へ出かけない限り出会いはないのだが、30数年前に岡山県に住み3回も6月の発生シーズンを過ごしているのにチャンスは一度もなかった (その頃は「蝶」とはあまり縁のない生活だったので当然ではあるが)
この蝶が棲んでいるのはナラガシワの林で、シーズン中であれば数は非常に多い
同じナラガシワを食樹とするウラジロミドリシジミと共存するが、こちらのほうが図体が大きく目立つ
新しい種類との初対面は心躍るものがあるが、あまり数が多いと感動が薄れてしまうこともある(誠に申し訳ない)

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