ギンボシヒョウモン Dark Green Fritillary
本州では日本アルプスでしか見られないような高山植物が北海道に行くと海岸近くの低地に見られてびっくりすることがある
このギンボシヒョウモンも高山蝶ではないが、中部山岳と関東・東北の高山にしか棲息しない希少種と思っていた
リタイア後、夏の北海道に通うようになって「いるところにはいるものだ」と認識が変わった 北海道の林道で出会う中型ヒョウモンはかなりの確率でこのギンボシヒョウモンである
よく似たウラギンヒョウモン(サト/ヤマ)との違いは後翅裏面基部の銀白色紋で、ウラギンヒョウモンは3個の紋がきちんと並んでいるのに、ギンボシヒョウモンのほうは不規則で退化している(銀白色紋の列もギンボシが4列に対しウラギンは2列目と3列目の間に短い1列があり4.5列になっている  右下の写真のように後翅裏面前縁の白斑が4個ならギンボシ、5個だとウラギンである)
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